プロフィール
樫村恭子(かしむら・きょうこ)
茨城県城里町在住。2019年、Japan Expo Paris出展。笠間、益子をメインに個展や企画展、陶器市などで活動中。
学生時代にアジアを旅した。その時の体験を通じて生活を創り出す楽しさに目覚め、それが焼き物の道へ進む転機となった。大学卒業後、関東の焼き物の産地、笠間、益子の作家の窯元で修業。
1990年、夫と共にハンドメイドハウスを建て、築窯。羊を飼い、作陶の傍ら糸を紡ぎセーターを編み、野菜を育て…。まさに生活を創り出す暮しを実現。これらの経験が、今の私の土台になっているように思う。
今日まで、一貫して用途のある物を作り続けている。最近は主に絵付けに色化粧土を用い、様々な化粧土を混ぜることにより、既存の顔料より幅広い色を作り出している。
器を見て気持ちがほぐれ、身近に置いて楽しく使っていただけること。これが何より嬉しく、私の創作の原動力となっている。